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- パターンエディタ PED.win Ko-Window 2.10 より
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- パターンエディタです。Ko-Window で Sheet 形式と呼ばれるものの編集ができま
- す。Ko-Window のリソース書き換えやさまざまなアプリケーションのパターン変更、
- またはアプリケーション開発時にそのまま組み込んで使用することができます。
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- これは、Ko-Window 2.10 付属の PED.win を、ライブラリを現在のサーバーにあわ
- せてコンパイルし直したものです。ソースリストは原作そのままです。ドキュメント
- 説明は、ソースリストを読みながら勝手に作成させていただきました。このプログラ
- ムの作者は小林忠司氏であり、配布規定や扱いはすべてこのソースの含まれていた
- Ko-Window サーバーと同じとします。
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- Ped+ : 1996/1/13 再コンパイルついでに、各種機能拡張
- 右ボタンもカラー選択できるようになった
- 起動時コマンドラインからファイル名を与えることができるようになった
- その他あちこちに修正を加えた
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- ●起動方法
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- PED.win [<スイッチ>] [<編集ファイル名>]
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- 起動直後はファイル名入力画面になります。コマンドラインからファイル名を与え
- ることもできます。スイッチは、それぞれ座標指定の -x, -y のみ使えます。
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- ●ファイル名入力画面
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- File Name 編集するファイル名
- X size パターンの横方向のドット数
- Y size パターンの縦方向のドット数
- Type 出力ファイルの形式 (Source '*.C' または Include '*.INC')
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- マウスで入力箇所をクリックして選択し、それぞれの値を入力できます。キーボー
- ドから [↑],[↓] または CTRL+E,CTRL+X か CTRL+P,CTRLL+N のキーで選択箇所を
- セレクトすることもできます。[F1]/[F2] で SRC/INC 切り替えもできます。
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- [RETURN] を押すとパターン編集画面に移動します。
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- 読み込むファイルは、KF 等からドラッグして受け取ることもできます。
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- 注意: すでに存在しているデータファイルを読み込む場合は、そのデータファイル自
- 体がドットサイズの情報を持っているため、特にここでのドットサイズ指定は
- 意味を持ちません。新規ファイル編集の場合に有効になります。
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- ●パターン編集画面
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- 右ボタンと左ボタンで、それぞれドットを打つことができます。
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- 左ボタンの色 = 画面上で選択されているカラー(黒/灰/透明/白)
- 右ボタンの色 = 画面上で選択されているカラー(黒/灰/透明/白)
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- カラーを左ボタンで選択すれば左ボタンのカラーに、右ボタンで選択すれば右ボタン
- のカラーになります。また、マウスで位置を指定して、キーボードの[0]~[3]のキー
- で直接カラーを指定してもドットが打てます。
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- パターンサイズが大きい時は、スクロールバーが出ます。右下には実際のパターンが
- ドット表示されています。
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- [SAVE] 現在編集中のパターンを書き込んでファイル名入力画面に戻る
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- [QUIT] 編集中のパターンを捨ててファイル名入力画面に戻る
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- [MOVE] 左クリックしてパターンが変わった状態のまま他のウィンドウま
- でドラッグすると、パターンを転送することができる
- ┌─┐
- │/│ クローズボタン。セーブするかどうか選択し、その後ファイル名
- └─┘ 入力画面に戻る。
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- 注意: カラー2は透明色で、この部分にはグラフィック画面が見えることになります。
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- ● PED 間でのパターン転送
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- PED は、プロセス間でパターンの送受信を行うことができます。例えば PED を2
- つ起動し、片方で編集していたパターンをそのままもう1つの PED に転送して別編
- 集する、などといった使い方ができます。
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- まず [MOVE] のところで左ボタンを押し、押したままの状態でもう1つの PED ま
- で移動してボタンを離します。いわゆるドラッグです。
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- Ko-Window ではこれを、パターンを掴み、放り込む、という表現で説明することが
- あります。(掴んでいる間はマウスカーソルが手の形になります)
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- 注意: PED では、編集ドットサイズが異なる場合は取り込みできません。
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- ●他のプロセスとのパターン転送
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- プロセス間の自由なデータ転送というのは、Ko-Window の特徴の1つです。よって
- PED で編集したパターンは他のさまざまなプロセスへ転送することができます。その
- いくつかの例を以下に説明します。
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- ・gback.win へ転送
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- PED で編集したパターンが、即ウィンドウ背景パターンになります。
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- ・code.win から取り込む
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- code.win は、文字コード変換プログラムです。jis, sjis, 区点、等のコード変換
- ができます。しかしそれだけではなく、code.win 内の左下に表示されている文字
- 部分をドラッグして PED に運べば、ROM フォントパターンの取り込みとして使う
- ことができます。code.win をうまく使えば、文字フォントをベースにしたパター
- ン編集ができます。
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- ・CutEdit.win への相互転送
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- CutEdit は、PED より大きな Sheet データを編集するためのアプリケーション
- です。(いわゆる簡単なグラフィックエディタ) PED からパターンを受取、編集画
- 面中の任意の位置へ張り込むことができます。また、CutEdit の Pen ウィンドウ
- へ転送した場合、ペン先の指定になります。(Pen先は 16x16に限る)
- もちろん、CutEdit のデータを PED に取り込むこともできます。
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- ・Fonted3.win または Fed3_24.win への相互転送
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- Fonted3 は 16x16dot, Fed3_24 は 24x24dot のフォント編集アプリケーションで
- す。PED のデータはこれらのパターンとして相互にやりとりすることができます。
- ただし、フォントパターンはモノクロなため、1bit 分のみ有効になります。ちな
- みに Fonted3, Fed3_24 でも Sheet 形式としてパターンセーブを行うことができ
- ます。(注意:古いFonted3では取り込めないことがあります)
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- などなど、ほかにもさまざまな使い方ができます。
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- ● Ped+ での変更点
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- ・コマンドラインからファイル名を与えることができる
- ・選択画面でのマウス選択が、Popアクションから Pushアクションになって、見かけ
- のレスポンスが良くなった
- ・選択画面で、ファイル名を他のウィンドウへ転送できるようになった
- ・選択画面で、上下移動が CTRL+E/X だけでなく CTRL+P/N でもできるようになった
- ・選択画面で、[F1]/[F2]で SOURCE/INCLUDE 切り替えもできるようになった
- ・編集画面でファイル名のフォントを12dotに変更し、長いファイル名でも入力できる
- 用になった。
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- ・編集画面で、右ボタンで描画するカラーもセレクト可能になった(右ボタンで選べ
- ば右ボタンの色になる)
- ・編集画面で、[F10]でもセーブ終了できるようになった
- ・編集画面で、[0]~[3]のキーで、直接その色のドットが打てるようになった
- ([0]の代わりに[ESC]でもよい>Compactキーボード用) [SPACE] は左ボタンと同じ
- ・セーブしますか Yes/No の画面でキーボードでも Y/N の入力ができるようになった
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- ●最後に
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- 再コンパイル時に、ソースファイルのマウスパターンのインクルードファイルが見
- つからなかったため、パターンを別のものに置き換えさせていただきました。
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- 小笠原博之
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